東ソー 南陽事業所でCR能増 医療用手袋需要に対応

2020年05月04日

ゴムタイムス社

 東ソー(東京都港区、山本寿宣社長)は、クロロプレンゴム(CR)「スカイプレン」を山口県の南陽事業所(年産3万4000t)で製造している。19年度は、6月ごろまで需給がタイトだったが、その後は米中貿易摩擦に起因する需要減速でタイト感は解消し、新規の引き合いへの対応も始めた。同製品はアジア向けの輸出が中心だが、中国やインド向けで昨年度下半期に需要が減退し、19年度は販売計画が未達となる見通しだ。

 用途別に見ると、工業用品用途は、二輪変速ベルトなどベルト関連の需要が比較的堅調だったが、タイやインドの自動車関連の需要が落ち込んだ。

 接着剤用途は、米中摩擦の影響で中国向けが振るわなかった一方、東南アジアに生産拠点を持つ顧客の需要は底堅く、またインドの建材用途の需要も堅調だった。

 ラテックスでは、医療用手袋

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