住友ゴム工業㈱の中国のタイヤ製造・販売子会社である住友橡膠(常熟)有限公司の高見昌文董事長は、11月9日、中国南昌市で開催された中国ゴム工業協会主催の「2011全国ゴム工業情報発表会及び世界ゴム工業強国戦略フォーラム」に参加し、同社の生産性向上活動への取り組みについて講演した。
当日は多くの中国政府関係者や日中のゴム企業、研究院の総経理、董事長、秘書長、教授など約250名が参加し、中国ゴム工業界の現状と将来の予測、戦略などが発表された。
中国ゴム工業協会は1985年に設立され、中国内閣の民政部に登録した独立法人資格を持つ全国的な社会団体。現在タイヤ関連会社、ゴム製品関連会社、貿易会社、科学研究機構、大学など約1200団体が会員となっている。
今回の講演は、住友橡膠(常熟)有限公司の大幅な生産性向上が中国ゴム工業協会に認められたことにより実現したもの。
高見董事長は講演の中で、「人を育て、職場を育て、現場力向上」をテーマに、大きな追加設備投資なくして生産性向上を図った同社の具体的な活動を中心に発表した。
住友ゴムグループでは、2012年7月を予定している中国第2工場の稼動により、中国市場での供給体制をさらに強化し、タイヤ事業の一層の拡大に取り組んでいくとしている。
2011年11月22日