宇部興産は4月23日、同日開催の取締役会において、今年10月1日を効力発生日として、100%子会社である宇部アンモニア工業を吸収合併することを決議したと発表した。宇部興産を存続会社とする吸収合併となり、宇部アンモニア工業は効力発生日をもって解散する。
宇部興産は、一層のアンモニア事業の強化と業務効率化の観点から、宇部アンモニア工業を宇部興産に吸収合併し、一体運営をさらに強化することが最適と判断した。
宇部アンモニア工業は、1969年に液体アンモニアの製造を目的に、宇部興産を中心に宇部地区事業者による合弁企業として設立され、50年以上にわたり宇部興産の宇部地区化学部門の重要拠点として液体アンモニア等を製造してきた。宇部興産は現在、宇部アンモニア工業の他の株主から株式を購入し100%子会社化しており、2013年より全ての工場運営業務を受託している。