豊田合成の20年3月期連結決算は、売上収益が8129億3700万円で前期比3・3%減、営業利益は178億8800万円で同51・0%減、親会社の所有者に帰属する当期利益は112億2600万円で同51・8%減となった。
売上収益は、ドル安や元安による為替影響や年明け以降の新型コロナウイルス感染拡大による自動車生産台数の減少により、減収となった。
利益は、新型コロナウイルスによる減販影響に加え、事業整理損失等の影響により減益となった。
セグメント別では、日本は、売上収益が4051億円で同0・5%減、セグメント損失は50億円(前期は110億円の利益)。ドイツ子会社TGMの株式譲渡による事業整理損失の計上や新型コロナウイルスによる減販影響等で、損失となった。
米州は、売上収益が2435億円で同2・2%減、セグメント利益は166億円で同5・1%減。新型コロナウイルスによる減販や為替の影響で減収となった。
アジアは、売上収益が1882億円で同5・8%減、セグメント利益は106億円で同17・0%減。中国を中心とした新型コロナウイルスの影響等により、減収となった。
欧州・アフリカは、売上収益が365億円で同20・4%減、セグメント損失は42億円(前期は47億円の損失)。
21年3月期の通期予想は、新型コロナウイルスの影響により顧客の生産台数等を正確に把握することが困難な状況であるため、未定とした。
2020年04月30日