【トップインタビュー】日本グローブ工業会 望戸清彦理事長

2020年05月18日

ゴムタイムス社

■ トップインタビュー

加盟各社で密な情報交換を 特徴ある製品づくりに注力へ

日本グローブ工業会 望戸清彦理事長


 日本グローブ工業会は、「常に安全・安心に使っていただける手袋」の供給をモットーに、家庭用手袋安全衛生(SG)マークや作業用手袋認定マークの浸透強化などを推進している。望戸清彦理事長(三興化学工業会長)に昨年の販売動向や新型コロナウイルスが業界に与える影響などについて尋ねた。

 ◆昨年の手袋市場を振り返って。

 家庭用は大きな波もなく安定していたと思う。その中で、家庭用では引き続きSGマークの啓もう活動に取り組んだ1年だった。作業用は、アウトサイダーによる廉価品や類似品の流入は続いており、その点が少し気がかりだ。販売に関しては、国内・海外とも暖冬の影響を受けて、防寒手袋が伸び悩んだ。

 医療用については、パウダーフリー化率がほぼ100%になる中で、医療用では天然ゴムから合成ゴムへのシフトが顕著となっている。また、手術用手袋では、感染しない、感染させないとの考えから、医療従事者の間では、二重装着(ダブルグローブ)が常

 

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