朝日ラバーは5月12日、医療現場における新型コロナウイルス対応の飛沫感染防止のフェイスシールドを製造し、福島県臨床工学技士会に30個を無償提供したと発表した。
同製品は、ベッド上で患者の頭部をカバーして、咳やくしゃみ、人工呼吸器装着時等の飛沫を防止し、医療従事者を感染リスクから守るために使用される。サイズは縦40cm、横60cm、高さ50cmで、ベースはステンレス製、シートは塩化ビニール樹脂となっている。福島県医療福祉機器産業協議会から福島県臨床工学技士会を通して地域の医療機関へ提供される。
新型コロナウイルス感染拡大により、医療機関において感染防護具が大幅に不足している状況の中、同社が加盟している福島県医療福祉機器産業協議会より、飛沫感染防止のフェイスシールドの製造について情報提供を受けた。同社では医療用のゴム製品の製造と販売を行っているが、新型コロナウイルスの感染に対して同社が貢献できることを検討し、フェイスシールドを無償提供することにした。
同社は今後、医療機関からの要請に応じて対応していくとしている。