朝日ラバーの20年3月期連結決算は、売上高が74億8900万円で前期比2・8%減、営業利益は3億2500万円で同32・7%減、経常利益は3億4600万円で同31・9%減、当期純利益は1億4500万円で同58・8%減となった。
セグメント別では、工業用ゴム事業は、売上高が62億7600万円で同3・4%減、セグメント利益は4億4400万円で同30・7%減。主力製品である自動車内装照明用のASA COLOR LEDの受注が増加したが、自動車用精密ゴム製品の受注は市場の競争環境の変化を受けて減少。また、認証・認識ビジネスに対応するRFIDタグ用ゴム製品の受注は引き続き提案活動を推し進めるものの低調となった。
医療・衛生用ゴム事業は、売上高が12億1300万円で同0・5%増、セグメント利益は1億8700万円で同15・4%増。プレフィルドシリンジガスケット製品、採血用・薬液混注用ゴム製品ともに受注は堅調に推移した。、さらに受注力を向上させるため、医療生産エリア拡充に向けた活動も開始した。
21年3月期の通期予想は、新型コロナウイルスによる影響を現段階において合理的に算定することが困難なことから未定としている。