ツインカーボ生産を増強 AGC 感染対策で需要増

2020年05月15日

ゴムタイムス社

 AGCは5月13日、オフィスや食堂などの飛沫感染対策に有効なパーテーション用途の需要増加に対応するため、「ツインカーボ」の生産体制を増強したと発表した。

 ツインカーボは、強靭なポリカーボネートシートを特殊な技術で一体成形した中空構造の透明シートで、耐衝撃強度に優れている。また、一般ポリカーボネートシートに比べ重量は約5分の1と超軽量で。値段も経済的となっている。デザイン性も高く、これまでもオフィスや住宅などのインテリア用途で幅広く利用されている。

 今回、新型コロナウイルスの感染拡大下で需要が見込まれるオフィス空間の飛沫感染対策に有効なパーテーション用途としてツインカーボを企画・提案したところ、顧客の関心が非常に高かったことから、今後の需要増加に対応するため生産体制を増強した。オフィス空間の開放感やデザイン性を損なうことなく、新型コロナウイルスの飛沫感染対策を行うことができる。

 同社グループは、経営方針「AGC・plus」の下、世の中に「安心・安全・快適」を、顧客に「新たな価値・機能」をプラスする製品づくりに取り組んでいる。今後も新たな価値をプラスした製品を提供できるよう、技術革新を進めていくとしている。

 

パーテーション設置例

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー