ユーシン精機の20年3月期連結決算は、売上高が200億1100万円で前期比8・3%減、営業利益は23億900万円で同16・3%減、経常利益は22億500万円で同21・0%減、当期純利益は15億3200万円で同19・5%減。受注が前期と比較して低調に推移した。海外での医療関連を中心に特注機の販売が大幅に増加したが、取出ロボットの販売が設備投資の抑制によりアジアで伸びず、日本でも下期以降は減速した。なお、欧州市場における販路拡大、サービス体制の拡充を目的に、ドイツに100%出資の現地法人ユーシン・ヨーロッパを設立し、昨年6月より業務を開始した。
製品別の売上状況は、取出ロボットが127億7000万円で同17・7%減、特注機は40億5600万円で同40・8%増、部品・保守サービスは31億8500万円で同7・4%減。
セグメント別では、日本は、売上高が147億5100万円で同15・6%減、営業利益は12億7600万円で同37・6%減。米国は、売上高が29億1200万円で同15・4%減、営業利益は2億6900万円で同12・3%減。アジアは、売上高が40億300万円で同23・0%減、営業利益は2億8700万円で同46・1%減。欧州は、売上高が26億3700万円で同187・4%増、営業利益は2億3000万円で同181・7%増となった。
21年3月期の業績予想は、売上高が170億円で前期比15・1%減、営業利益が11億5000万円で同50・2%減、経常利益が11億5000万円で同47・8%減、当期純利益が7億8000万円で同49・1%減を見込んでいる。
2020年05月19日