日精エー・エス・ビー機械の2020年9月期第2四半期決算は、売上高は122億1800万円で前年同期比0・3%減、営業利益は18億8700万円で同34・9%増、経常利益は16億2500万円で同2・6%増、純利益は18億3600万円、同44・5%増の減収増益となった。
米州は、前年同期に反動減で低迷した中南米市場が回復し、地域全体の売上高は36億5400万円で同31・6%増となった。セグメント利益は、売上高の増加及び前年同期に売上債権に対して計上した貸倒引当金が当期において戻入となったことにより、5億7700万円で同259・3%増となった。
欧州は、景況感の悪化を受け、依然として顧客需要は弱含んでいるものの、一部の地域において引き合いが戻ってきた。以上により、欧州全体の売上高は26億1800万円で同12・5%増、セグメント利益も3億3200万円で同4・2%増。
南・西アジアは、地域ごとの濃淡はあるものの、前年同期に売上を伸ばした中東市場での反動減があった。その結果、南・西アジア全体の売上高は39億8200万円で同15・0%減、セグメント利益は2億8400万円で同56・5%減となった。
東アジアは、主要市場の中国と日本で減収となり、地域全体の売上高は19億6300万円で同20・4%減。一方、前年度に計上した工場集約の一過性費用の減少、グループ会社向けの採算性の向上等の影響で、セグメント利益は20億6100万円で同19・7%増となった。
2020年9月期の連結業績予想については、新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、同社業績に与える影響度やその期間が見通せず、業績予想の合理的な見積もりが困難であるため、2019年11月12日公表の予想を一旦取り下げ、未定としている。