今期の業績予想を「未定」とする企業が非常に目立つ中、宇部興産の泉原雅人社長が先の経営概況説明会で業績予想策定の経緯を明かした。
同社は当初、業績予想に前期に近い営業利益などを組み込もうとしていたが、その後、新型コロナウイルス感染が拡大。泉原社長は、「この影響をどの程度織り込むか、われわれも非常に悩んだ。大恐慌以来の景気後退で、本格的な回復まで数年かかるとも言われる。一方で、各国が景気刺激策を打ち出している中で、どの程度のインパクトがあるのか。『未定』という形での発表も考えたが、やはり
2020年06月08日