コンチネンタルタイヤは5月27日、同社の自転車用タイヤ「アーバン・タラクサガム」が、2020年の台北国際サイクルショーに関連して行われる台北サイクルd&iアワードで、ゴールデンアワードを受賞したと発表した。台北サイクルd&iアワードは、サイクリング業界で最も信頼されるデザイン賞の1つで、デザインとイノベーションを審査基準に授与される。ゴールデンアワードでは、「アーバン・タラクサガム」のタイヤトレッドとサイドウォールのデザインに加えて、タイヤ工場近くで栽培されたタンポポ由来の天然ゴムから生産されたタイヤである点が高く評価され、表彰に至った。台北国際サイクルショー自体は、新型コロナウイルスの影響を受け中止になったが、賞の発表は行われた。
コンフォートタイプで街乗りに最適なロードタイヤ「アーバン・タラクサガム」は、ドイツで栽培、生産されたタンポポ由来のゴムを使用した最初の自転車用量産タイヤ。トレッドパターンにはタンポポの細胞をモチーフにした斬新なデザインを採用、サイドウォールには植物の始まりであるタンポポの種子が数多く刻印されるなど、タイヤデザインにはその由来が象徴されている。タンポポ由来のゴム「タラクサガム」のプロジェクトは、経済、環境、社会的側面をカバーするコンチネンタルの包括的サステナビリティ戦略の一部。ゴムの生産地から工場までの距離が大幅に短縮されたことで、サプライチェーンのコストと労力を削減し、リソースをより効率的に使用できる。