豊田合成は5月29日、トヨタ自動車ならびにトヨタグループ各社が新型コロナウイルス感染症の診断や治療に日夜尽力する医療現場を支援する「ココロハコブプロジェクト」の1つとして、防護服200着を名古屋大学医学部附属病院などの医療機関に提供したと発表した。今後も順次、医療機関などの要望に応じて提供を行っていく。
同社では医療資材の不足の解決に貢献するため、主力製品であるエアバッグの生地を用いた防護服の生産・提供を行う。エアバッグの生地は、ナイロンをシリコンでコーティングしており空気を通さないため、防護服として活用でき、洗って繰り返し使用することも可能。
なお、今回の活動は、生地を製造する東洋紡と、縫製メーカーの華利達服装集団、同社の3社が共同で企画し、医療現場のニーズを踏まえて仕様を決定した。
今後も同社は、医療現場のニーズに応じた支援活動に迅速に取り組んでいくとしている。