ブリヂストンは6月1日、同社ならびにグループ会社であるブリヂストンタイヤジャパンをはじめとする国内のブリヂストンタイヤ販売会社とタイヤ販売代理店が、直営店および一部のブリヂストンタイヤ取扱い店と協働で、「#TIRE SAFETY」活動を6月より開始し、乗用車およびトラック・バス用タイヤなどの安全点検を強化すると発表した。
「#TIRE SAFETY」活動では、「乗用車用タイヤでは、来店時にタイヤ点検を行い、結果を報告。タイヤ館・コクピットチェーン店では、さらにオイル・バッテリー等の点検も実施」「トラック・バス用タイヤでは、顧客の事業所における出張点検を実施」「同活動を周知するため、各種制作物の展開を進める」などの活動を行う。
この取り組みは、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための緊急事態宣言が解除され、乗用車およびトラック・バスの本格稼働に向けた動きが予想される中、稼働を再開する車両等に装着されるタイヤの安全点検を行うことで予期せぬタイヤトラブルを未然に防止し、顧客の安全・安心に貢献していくことを目的とするもの。
同社グループは、緊急事態宣言発令期間中も、社会や産業インフラを支える顧客の業務や稼働を止めることがないよう、タイヤ供給や各種タイヤメンテナンスサービスを継続して行ってきた。一方、緊急事態宣言発令期間中に車両の稼働が低下したことにより、タイヤメンテナンスが行き届いていない車両が数多くあると認識している。
平時においても、日本自動車タイヤ協会(以下、JATMA)では、「乗用車の4台に1台が車両指定空気圧より不足」「乗用車用タイヤの空気圧は1カ月で5%程度低下」という点検結果がある。タイヤは適正な空気圧が充てんされることで性能を発揮する一方、空気圧に過不足があるとタイヤの損傷や事故につながる可能性があるため、タイヤ点検が非常に重要となる。
同社はこの活動を通じ、稼働を再開する車両等のタイヤの外観チェックや空気圧点検などを強化することで、顧客の安全・安心を守り、社会・産業インフラをこれまで以上に支えていきたいとしている。
なお、各店舗・拠点では新型コロナウイルス感染症の予防対策を確実に実施していく。
同社グループは、CSR体系「Our Way to Serve」の中で、重点領域として「モビリティ」「一人ひとりの生活」「環境」を掲げている。安全点検活動を通じて、持続可能な社会の実現を目指すとともに、人々がより快適に移動し、生活し、働きそして楽しむことに貢献していく。
顧客をはじめ地域の人たちの生命の安全、健康を守ることを最優先に位置付け、同社の技術や断トツのネットワークを通じて社会・産業インフラを支え、安全・安心なカーライフ、運送事業者の安全運行に貢献していくとしている。