ゴムブランケット、ゴムロールのトップメーカーである金陽社(東京品川区・中田惠二社長)の19年度業績は前年度比で減収増益となった。
部門別に見ると、ブランケットの国内は前年並み。新聞用メタルバックブランケットやUV印刷用ブランケットが伸長した。また、ビジネスフォーム・製罐印刷向けの「エアータック」も好調に推移した。
ブランケットの輸出は年度前半は低迷していた欧州と中国は下半期に入り、回復傾向が見られた。さらに、米州や東南アジア、中近東などへの輸出が伸長し、数量ベースで前年を上回った。ただ、為替の影響など金額ベースででは前年並みだった。
ロール部門では、印刷市場全体が厳しい中で、印刷用はほぼ前年並みを維持した。工業用では、フィルム用はここ数年の好調を維持し、前年を上回った。また、製紙用は若干の減少となったが、鉄鋼用は横ばいとなった。
この他、OA機器用は新型コ