デンカは6月2日、新型コロナウイルス感染症の患者を対象とした抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠」(一般名「ファビピラビル」、以下「アビガン」)の原料となるマロン酸ジエチルを、新潟県糸魚川市にある青海工場より6月1日に出荷開始したと発表した。
同社は、日本政府が緊急経済対策として決定した「アビガン」の備蓄量200万人分拡大に向け原料メーカーとして速やかに供給を行うとともに、簡易検査キットの一日も早い量産化を目指し、世界中で喫緊の課題となっている新型コロナウイルス感染拡大防止のため社会的責務を果たしていくとしている。