1956年の創業当初より、「技術開発型企業」を提唱し、オリジナリティ溢れる製品で成長を続ける宮川ローラー(宮城県利府町、宮川忠直社長)。
同社の19年度業績は、主力の印刷用と工業用とも計画通り進捗した。
印刷用では「グランポールシリーズ」「セーフティ・インパクトα」「ウレグラSV」などの主力定番品が引き続き好調な売り上げを維持した。
分野別では、UV印刷用は耐溶剤性の高い特殊樹脂ローラーの「グランポールシリーズ」が安定した引き合いがある。また、食品や医薬品など軟包装分野のグラビア印刷用では、耐溶剤性に帯電防止と高強度を両立した「セーフティ・インパクトα」と耐溶剤性と高強度が特徴の「ウレグラ」シリーズが着実な伸びを示している。
工業用ロールは、粘着ローラーの「ミモザシリーズ」や高機能性シワ防止ローラーの「ゼブラローラーシリーズ」が電子部品関連を中心に堅調な動きを見せ、19年度も順調に売上を伸ばした。
ミモザシリーズは、スタンダートタイプの「ミモザ」を軸に、導電性を付与した「カーボレスミモザ」、導電性と耐久性を両立した「スウィードミモザ」、ブリード抑制(非抽出性)の「ブリードレスミモザ」など、豊富なラインアップを揃えている。「静電気を気に