豊田合成は6月5日、トヨタ自動車ならびにトヨタグループ各社が4日、新型コロナウイルス感染症の医療現場を支援する「ココロハコブプロジェクト」の1つとして、新型コロナウイルスのPCR検査車両1台を名古屋大学医学部附属病院に提供したと発表した。
同車両は、感染対応の最前線である医療現場での検査課題の解決に貢献するため、「電気で動く次世代ゴムeラバー」を用いた医療デバイスなどを共同開発しているネットワークを活かして提案・実現に至った。
なお、車両はトヨタ自動車のハイエースをベースに、特装車事業でノウハウを持つトヨタカスタマイジング&ディベロップメントの協力を得て改造した。
同社では5月にも同様の検査車両を東京医師会に提供しており、今回で2台目となる。提供後は、移動式の検査施設としての活用に加え、同病院での院内感染防止のための入院患者向けの検査などでも活用される予定。
同社は今後も、医療現場のニーズに応じた支援活動に迅速に取り組んでいくとしている。