日本建設機械工業会は6月8日、5月28日に書面により開催された通常総会とその後の理事会において、新会長に住友建機株式会社の数見保暢氏が就任したと発表した。
数見会長は就任の挨拶で、「世界経済の先行き不透明感が続くなか、日本では大型台風の被害などにより建設機械業界は大きな打撃を受けました。さらに年明けから世界的に新型コロナウイルス感染症拡大という難局に直面し、足元の世界経済は著しく縮小し大変厳しい局面において会長職に就任することとなり、身の引き締まる思いです」と述べた上で、「中長期的には、工業会の設立理念である『調和と発展による世界への貢献』ならびに『共生と競争』のもと、①東日本大震災をはじめとする地震や豪雨による自然災害からの復興への貢献、②環境・省エネルギーに対する対応、③会員各社のグローバル展開支援、④iーコンストラクションなど新しい技術への対応を重要な活動分野として引き続き取り組み、世界中で持続可能な社会の実現に寄与したいと思います」などと挨拶した。