相模ゴム工業の20年3月期連結決算は、売上高は65億6300万円で前期比4・9%増、営業利益は12億9500万円で同15・6%増、経常利益は13億3700万円で同45・9%増、当期純利益は9億200万円で同63・1%増となった。
ヘルスケア事業は、売上高が49億6800万円で同4・9%増、営業利益は16億6500万円で同6・5%増となった。国内市場ではサガミオリジナル0・01(ゼロゼロワン)が牽引する形でポリウレタン製コンドームの売上が伸長した。輸出でも国内外の需給を考慮しサガミオリジナル0・01(ゼロゼロワン)を出荷した。
プラスチック製品事業は、売上高が13億3200万円で同6・7%増、営業利益は8000万円で同165・4%増となった。自然災害によるマーケットへの影響はあったものの、原油価格が安定し、食料品向け包装フィルムを中心に需要増や生産性の向上により、売上および利益とも堅調に推移した。
なお、21年3月期の業績予想は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による世界的な消費の落ち込みや生産活動の停滞等から世界経済が大きく減速することが懸念され、現段階で合理的に算定することが困難なため未定とした。