住友ゴム MS活動計画発表 新開催レースにタイヤ供給  

2020年06月10日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は6月19日、2020年度のモータースポーツ活動計画を決定したと発表した。

 今年も四輪、二輪の国内外のモータースポーツレースにおいてトップクラスから入門レースまで幅広いカテゴリーにタイヤ供給を行い、ダンロップおよびファルケンブランドのさらなる価値向上とタイヤ開発力の強化を目指すとともに、車を楽しむファンを支え、モータースポーツの裾野を広げるべく活動していく。

 四輪モータースポーツ活動では、ダンロップは、国内最高峰のレースのひとつ「スーパーGT」では「GT500」クラスの「モデューロ・ナカジマ・レーシング」をはじめ、「GT300」クラスの3チーム計4台にタイヤを供給する。その他、「全日本ラリー選手権」、「全日本ジムカーナ選手権」、「全日本ダートトライアル選手権」、「全日本カート選手権」など、幅広いカテゴリーでタイヤを供給し、各クラスでタイトル獲得を目指す。

左からHonda NSX-GT、童夢F111/3

 一方、今年からスタートするFIAにより策定された世界規格の新型車両「童夢F111/3」で行われる「全日本フォーミュラリージョナル選手権」にワンメイクタイヤを供給する。また、入門フォーミュラレースである「FIAーフォーミュラ4選手権」などにもワンメイクタイヤ供給を行い、若手ドライバーの育成をサポートする。

 ファルケンでは、ドイツ、ニュルブルクリンクで開催される「ニュルブルクリンク24時間レースに参戦する。昨年に引き続き「ファルケン・モータースポーツ」として、2011年より参戦を続けている「ポルシェ911 GT3R」を本年より2台体制とし、総合優勝を目指す。
 また、昨年「SP3T」クラスで6度目となるクラス優勝を果たした「スバルテクニカインターナショナル」へのタイヤ供給も行い、欧米を中心に高い評価を得ているファルケンブランドのさらなる価値向上を目指す。

FALKEN Porsche 911 GT3R

  二輪モータースポーツ活動において、ダンロップでは、世界最高峰のレースである「FIMロードレース世界選手権」の「Moto2」および「Moto3」クラスにワンメイクタイヤ供給を行い、「FIM世界耐久選手権シリーズ」では3チームにタイヤを供給し、優勝を目指す。オフロードレースでは、全米選手権のひとつ「AMAスーパークロス」で、11年連続全階級制覇という記録を達成し、今年も全階級制覇を目指すとともに、「モトクロス世界選手権」でのチャンピオン獲得も目指す。

 国内では、「全日本ロードレース選手権」をはじめ、さまざまなカテゴリーにおいてライダーをサポートする。「NSF 100 HRCトロフィー」の「ジュニアチャンピオンシップクラス」に始まり、世界的に人気の高い250cc車両による育成型レースにもワンメイクタイヤを供給することにより、日本から世界に通用するライダーを育てるための環境づくりに取り組む。

昨年の「FIMロードレース世界選手権(Moto2)」の様子

 

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