ブリヂストンは6月10日、ESG投資の代表的な株価指数である「ユーロネクスト・ヴィジオ・ワールド120インデックス」の構成銘柄に2年連続で選定されたと発表した。
「ユーロネクスト・ヴィジオ・ワールド120インデックス」は、欧州で多数の証券取引所等を運営するユーロネクスト社(オランダ)と、ESG調査会社であるヴィジオ・アイリス社(フランス、イギリス)が開発した株価指数。欧州・北米・アジア太平洋地域の大手企業1500社の中から選定された、「環境」「社会」「ガバナンス」に優れた企業上位120社で構成されている。
同社グループは、社会・顧客をより深く理解し、課題解決のための新たな価値をソリューションとして提供し続けることで、社会・顧客と共にサステナブルな会社であり続けたいとしている。今回の「ユーロネクスト・ヴィジオ・ワールド120インデックス」選定は、持続可能な社会の実現に貢献する同社の様々な取り組みが高く評価されたもの。
「環境」分野においては、「自然と共生する」「資源を大切に使う」「CO2を減らす」という「環境宣言」で掲げる3つの活動について、2050年を見据えた環境長期目標を策定し、取り組みを進めている。2018年には、グループ全体の生産拠点における取水量原単位を2020年までに2005年対比35%削減するという目標を前倒しで達成した。トルコのイズミット工場では、雨水や排水を回収・処理し、再利用することで地下水の取水量を減らす取り組みや、従業員に対して水利用に関する啓発キャンペーンなどを行うことにより、10年間でおよそ50%の取水量削減を達成している。
同社グループはグローバルCSR体系「Our Way to Serve」の中で、イノベーションとソリューションを通じて、人々がより快適に移動し、生活し、働き、そして楽しむことに貢献していくために、「モビリティ」「一人ひとりの生活」「環境」の3つの領域を「重点領域」としている。また、責任ある企業として欠かせない取り組みを「基盤領域」とし、品質・お客様価値などの6つの領域においても先進的な活動を進めている。今後も同社グループは、持続可能な社会の実現に向けて引き続き取り組んでいくとしている。