全日本履物団体協議会は6月11日、東京・上野精養軒で第43回通常総会を開催した。
総会には、同協議会に加盟する日本ゴム履物協会を始めとする各団体代表者14人と、来賓として経済産業省製造産業局生活製品課から2人が出席し行われた。
開会に先立ちあいさつした西井英正会長(日本ゴム履物協会会長)は、新型コロナウイルスが経済に与えた影響について触れ、「全ての業界にとって非常に厳しい状況にあるが、特に消費財を扱う我々のような業界は、消費が喚起されず、ご苦労されていると思う」と吐露した上で、「アフターコロナと言われる中で、今年は履物の消費形態や流通形態が大きく変わる年になるだろう。その中で、製造と卸、小売が一堂に集う総会は、大変意義のある会だと思う。総会を通じ、共に手を取り合い、業界全体で盛り上がっていきたい」と締めくくった。
総会では、令和元年度の事業報告と決算、令和2年度の事業計画と予算を審議し、原案通り承認された。
また、役員改選が行われ、新会長に藤原仁氏(全日本革靴工業協同組合連合会会長)を、新副会長に武川雄二(日本靴工業会理事長)を選任した。
なお、日本ゴム履物協会は、6月18日付で伊藤守氏(アキレス社長)が新会長に就任することを発表した。