三井化学は6月22日、同社の名古屋工場が日本化学工業協会(以下、日化協)より「レスポンシブル・ケア優秀賞」を受賞したと発表した。
レスポンシブル・ケア賞は日化協がレスポンシブル・ケアのさらなる発展、拡大を図るため、優れた功績あるいは貢献が認められた事業所、工場、部門、グループまたは個人を毎年表彰するもの。レスポンシブル・ケア活動とは、化学物質の開発から製造、物流、使用、最終消費を経て廃棄・リサイクルに至るまで全ての過程において、自主的に「環境・安全・健康」を確保し、活動の成果を公表し社会との対話・コミュニケーションを行う活動のこと。
同社名古屋工場は、レスポンシブル・ケア基本方針のもと、「無事故・無災害の実現」「環境負荷の低減」「地球環境の保全」「ステークホルダーへの信頼」「従業員の健康増進」に取り組んでいる。同工場は名古屋市という都市部に位置していることから、特に環境の分野においては、工場全体で環境負荷の低減を継続的に推進してきた。今回の受賞は、地道な活動によるGHG削減や、排水・産業廃棄物の削減など工場環境保全の幅広い活動であること、事業再編による工場再構築と並行して工場一丸となって取り組んでいること、都市型立地工場において行政の協力や地域住民の理解を得るために働きかけていること、などが評価されたもの。
同社は今後も、レスポンシブル・ケア活動を推進していくとしている。