ピレリは6月18日、2019年版のアニュアルレポート「The Road Ahead」を発表した。今回のテーマは「レジリエンス(弾力性)」。作家で脚本家のエマニュエル・カレール、著名なノンフィクション作家のジョン・シーブルック、そしてビジュアルアーティストのセルマン・ホセゴーがプロジェクトチームを組み、未発表のテキストとイラストを使用してレポートを充実させている。
アニュアルレポートのプロジェクトチームは、「レジリエンス」すなわち「反応し、変化し、改善する能力」をテーマにした作品を制作した。これらの能力は、ビジネスモデル、製品、サービスを絶えずビジネスコンテキストの進化に適応させることにより、アイデンティティを維持し強化できる企業を象徴する能力で、ピレリは150年近くにわたりその能力を発揮し続けている。新型コロナウイルスによって課された変化以前に考えられていたレジリエンスの概念は、パンデミックの出現と必然的に融合し、カレールとシーブルックの各作品中に登場している。
この2人の著者によるテキストには、カラフルで遊び心のあるダイナミックな作風で感動を届けるセルマン・ホセゴーが、8つのイラストを添えた。各々のイラストは、同社を特徴付けているキーワードである「人工知能」「変化」「未来の都市」「つながり」「レジリエンス」「スマート・モビリティ」「持続可能性」「速度」を表現している。
同社は長年の伝統として、アニュアルレポートを数字と会社を物語るストーリーで構成している。