ブリヂストンは6月30日、同社のグループ会社であり、スイミングスクールやフィットネスジム等を運営するブリヂストンスポーツアリーナが、同社発祥の地である福岡県久留米市に所在する久留米市北野複合施設「コスモすまいる北野」について、2020年4月1日より指定管理者として運営を受託したと発表した。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から一部の施設のみ利用可としていたが、7月1日より施設全体の運営を開始する。
コスモすまいる北野は、北野保健センター、久留米市立北野図書館および久留米北地域包括支援センターからなる年間10万人以上の久留米市民が利用する社会福祉施設で、障害者も利用できるウォーキングプールやトレーニングルームなどの設備を備えている。ブリヂストンスポーツアリーナは、そのスポーツ施設運営に関するノウハウを最大限に活用し、幅広い世代の様々な利用者が運動を楽しみながら、お互いに交流することができる環境やプログラムを提供することで、地域住民の健康促進および交流活性化に貢献していく。
同施設で提供を予定しているプログラムは、「介護予防を目的としたコーディネーション運動教室」「パラアスリートによるパラスポーツ体験会、講演会」など。
同社の創業者である石橋正二郎の信念であった、「世の人々の楽しみと幸福の為に」という想いを引き継ぎ、同社グループは「全ての人々が活き活きとした生活を送ることができる社会の実現」に貢献するための活動として、AHL(Active and Healthy Lifestyle)活動を推進している。同施設の取り組みは、スポーツを通してアクティブに多様な人々が交流し、共に楽しむことによって、共生社会を実践していく場を広げるものとなる。
同社グループは、イノベーションとソリューションを通じて新たな価値を創造し、共生社会の実現に向けた取り組みを継続していくとしている。