TOYO TIREは6月30日、同社グループの2019年度におけるCSR活動等をまとめた報告書「CSR Report 2020」を発行したと発表した。
今回発行の「CSR Report 2020」では、グローバルに展開している同社グループの「SDGs」について詳細を説明するとともに、サステナブルなモビリティ社会の実現に向けた各組織の活動を詳しく紹介している。
主な構成内容は次の5項目。①「TOYO TIREの事業インパクト」では、同社グループの企業活動が経済、環境、社会に与える影響の大きさについて説明している。②「トップメッセージ」では、清水隆史同社代表取締役社長が同社のサステナビリティ推進に大きな方向を示した昨年を振り返り、また今後10年間で「TOYO TIRESのSDGs」を実現していくにあたり、同社グループ一丸となって積極的に取り組み、グローバル企業としての責任を果たしていくという決意を表明している。③「CSR方針」では、CSR方針策定後の同社グループのサステナビリティ推進の動き、及び同社が重要と位置づけるステークホルダーについて報告している。④「TOYO TIREのバリューチェーンとSDGs」では、同社グループの事業活動(バリューチェーン)上で、将来の事業成長と外部環境として想定される事象から考えられるリスクと機会を重点テーマごとに説明し、同社グループのSDGsとの関係性を示している。⑤「CSR活動報告」では、7つの重点テーマごとにマネジメント手法(優先課題とその理由、課題解決に向けた方針、目標、責任)を説明し、マネジメントに基づく活動実績を報告している。
同報告書では、TOPICSとして取り上げている同社グループの活動中で特に社会への影響が大きいと考える取り組みとSDGsとの関係性について理解を深めてもらえるよう、国連SDGsにおいて目標とされている17のゴールのうち、該当するゴールのアイコンを併記することで、同社グループの企業活動がSDGsの達成へ貢献していることを視覚的にわかりやすく表現している。また、同社グループの活動に伴う環境負荷に関するデータのうち、特に気候変動へ影響を及ぼすCO2排出量、および気候変動の影響を受ける水リスクに関するデータに対しては第三者検証を行なった。
なお、今回より冊子での配布を終了し、ウェブサイトでの情報を充実させるとともに、抜粋版をPDF版として掲載している。