デンカは7月7日、今回の豪雨による同社グループへの影響について発表した。
製造拠点の状況は、同社大牟田工場(福岡県大牟田市)は、豪雨による浸水のため6日夕方から全プラントを停止している。8日より天候の回復状況を見ながら復帰に向けた点検作業を開始し、設備の点検作業で安全が確認できたものから、順次再稼動を予定している。
製品の出荷については、今後の設備の復旧および調達先被災状況、鉄道、高速道路など交通網の麻痺による影響が予想されるが、当面在庫での供給を行い顧客への影響を最小限に抑えるべく最善の対応をとる。
従業員については、当該地域の拠点に属する社員の安否の確認はとれており人的被害はない。まだ予断を許さない状況が続いているため、引き続き従業員の安全を最優先に、細心の注意を払いながら復旧を進めていく。
同社は、今後の状況の変化により生産に大きな影響が生じる場合は改めて発表するとしている。