TOYO TIREは7月8日、自動車に装着しているタイヤの空気圧を適正に管理するなど、タイヤの取扱いに関心を持ってもらうための公開啓発活動「タイヤ安全啓発活動」を11日より順次、各地のイオンモールで実施すると発表した。
コロナ禍に遭遇し移動手段として自動車の利用ニーズは高まっており、定期的なタイヤの空気圧点検や雨天時の走行における注意など、改めて安全への意識を高めてもらえるよう、同社および国内販売子会社であるトーヨータイヤジャパンは昨年に引き続き、ドライブシミュレーターを活用したタイヤ安全啓発活動を実施する。
同社は、昨年のタイヤ安全啓発活動において、独自にソフト開発したドライブシミュレーターを導入し、普段は想定をしていないシチュエーションを疑似体験してもらうことで、タイヤの適正な取扱いに関心を持ってもらえるよう啓発を行った。タイヤ空気圧の違いによる操縦安定性の比較やハイドロプレーニング現象が発生した際の走行など、全国9会場で1000名近くが体験し、そのうちの96%が「タイヤの安全に対する意識が高まった」と回答した。
日本自動車タイヤ協会(JATMA)が昨年行ったタイヤ点検の結果では、5台に1台がタイヤの整備不良であったとの結果が示されている。同社グループでは、モビリティ社会に広く貢献する企業として、製造・販売したタイヤをドライバーから適正に使用してもらえるよう啓発することも大事な使命の一つと考え、啓発活動を継続的に行っていくとしている。