ハンボは7月13日、スーパーマーケットや各種販売店からの作業用手袋へのニーズ拡大を受け、7月より主力の作業用手袋「ストレッチゼロ」の生産量を従来の10倍となる月間生産数3万双に拡大し、増産体制を強化すると発表した。
同社の主力商品である作業用手袋「ストレッチゼロ」を導入するスーパーや小売販売店が急増したため、しばらくの間、品薄状態が続いていた。今回、国内での安定供給を目指すため、7月より中国南通市にある自社工場のストレッチゼロ生産量を10倍まで拡大し、増産体制を強化した。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、スーパーマーケットや小売販売店では、感染防止対策として作業時に手袋を着用するケースが増えている。使い捨てのニトリル(合成ゴム)手袋を利用するケースが多いが、通気性が悪く、汗や匂い、皮膚かぶれなどの問題など、着用者から不満が出るケースも少なくない。また、ニトリル手袋は医療現場への供給が優先されるため品薄状態が続いており、今後単価が上がることも想定される。
同社は作業用手袋を必要とする全ての人に、手袋を通して安心と安全を届けていくとしている。