TOYO TIREは7月17日、日本国内で販売しているSUV用タイヤ「オープンカントリーR/T」において、8月下旬より、新サイズを加え、サイズラインアップを拡充すると発表した。15インチから18インチまでで5サイズを追加する。価格はオープンプライス。
オープンカントリーシリーズはSUVをターゲットとした同社の主力ブランド。同社は、オープンカントリーを装着した車両で国際的に認められたレースに継続的に参戦して数々の優秀な成績を修め、耐久性能や耐外傷性を高い次元で磨いてきた。特に大型SUV車両が抜きんでて普及している北米では、それらの高い基本性能とアグレッシブなパターンデザインが高く評価、支持を集めている。
国内市場においては2016年にオープンカントリーR/Tを発売し、同ブランドの本格的な導入を開始した。パターンデザインには、不整地や泥濘地の走行に強みを持つ「M/T(マッド・テレイン)」タイプと、オンロード中心でありながらオフロードとのバランスを重視する全地形型の「A/T(オール・テレイン)」タイプの両方の性能を充足しており、同社が他社に先駆けて採り入れた新しいジャンル。独自の商品コンセプトとユニークなパターンデザインが評価され、日本国内では「2016年度グッドデザイン賞」を受賞した。
日本国内でもここ数年、CUVやSUV、クロスカントリー系の車種が増えてきており、オンロードでの走行安定性とオフロードでの走破性に加え、パターンのデザイン性やサイド部の重厚感といった独特なルックスを持つオープンカントリーシリーズは、発売以降、大変好評を博している。タイヤのサイド部に表記するブランド名や商品名を白い文字で立体的に浮き立たせた「ホワイトレター」を本年4月に投入したところ、この装いが注目され、人気に拍車をかけている。日本特有のSUV趣向を捉えたことで、多くのSUVユーザーから、より広いサイズバリエーションを望む声が上がり、今回、5サイズを新たに拡充してそれらのニーズに応える。
同社は、今後もSUVタイヤ市場における新たなトレンドを創造し、付加価値のある商品を届けていくとしている。