本紙がまとめた主要ゴム関連企業の2019年度の設備投資実績によると、フコク、ナンシン、昭和HDを除いた23社合計の投資額は6792億4400万円で、26社合計の前年度に比べて3・0%増となった。投資額の約6割強を占めるタイヤ4社が旺盛な投資を行ったことで、全体では3年連続の増加となった。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響を踏まえ、金融庁は上場企業に義務付けている有価証券報告書の提出期限を延長した。3月期決算企業については、通常6月末までが提出期限となっていたが、これを3ヵ月猶予し、9月末までに延長した。今回は7月28日までに有価証券報告書を提出した23社の投資額で算出した。
業種別に見ると、タイヤ4社は合計4412億6200万円で前年度比7・1%増。増加率は前年度の14・5%