ポリカーボネート樹脂値上げ　帝人、８月１日出荷分より

　帝人は７月20日、８月１日出荷分よりポリカーボネート樹脂の販売価格を改定すると発表した。
　
　対象製品は、ポリカーボネート樹脂の「パンライト」と、ポリカーボネート系アロイ樹脂の「マルチロン」で、改定幅は国内が５０円／ｋｇ以上、海外が０．５ＵＳＤ／ｋｇ以上となる。

　現在、ポリカーボネート樹脂の主原料であるビスフェノールＡが、需給逼迫を背景として価格が高騰していることに加え、添加剤など副原料の価格も上昇している。これらのコスト上昇が同社の合理化努力で吸収し得る範囲を超えたことや、ポリカーボネート樹脂の市況価格の軟化により事業採算性が著しく悪化していることから、やむなく販売価格を改定することとしたとしている。