日東化工の2021年3月期第1四半期決算は、売上高は12億6300万円で前年同期比33・2%減、営業損失は1900万円、経常損失は1000万円、四半期純損失も10000万円の減収減益となった。
コンパウンド事業の売上高は9億3300万円で同38・5%減。新型コロナウイルス感染拡大の影響による厳しい状況が続く中、導電性樹脂ECXの受注は堅調に推移したものの、ゴムコンパウンド、高機能樹脂コンパウンドにおいては、自動車関連を中心に受注が大幅に減少し、前年同期を下回った。
ゴム加工事業の売上高は3億2400万円で同12・2%減。成形品における軌道関連での受注については、厳しい環境下でありながらも堅調に推移した。また、ゴムマットではクッションマットのスポット受注があったが、ゴムシートにおける自動車関連での受注が減少したことにより、前年同期を下回った。
通期の業績予想は、売上高が61億4000万円で前期比19・3%減、営業利益が5000万円で同76・8%減、経常利益も5000万円で同77%減、純利益が1500万円で同90・2%減を見込んでいる。