日中ゴム技術交流会も併催
中国ゴム工業協会主催の「2011全国ゴム工業情報発表会及び世界ゴム工業強国戦略フォーラム」が11月9日、中国南昌市で開催された。このフォーラムでは日本と中国のゴム技術・研究者で組織する「第4回日中ゴム技術交流会」(代表・竹村恭彦氏)も合わせて開催された。西敏夫東北大学WPI教授を代表とする25人が参加、日中双方のゴム技術者の間で研究発表及び活発な意見交換が行われた。
グリーンタイヤ普及に注力
中国ゴム工業協会が発表したところによると、この「2011全国ゴム工業情報発表会及び世界ゴム工業強国戦略フォーラム」は11月9日~11日まで開催され、当日は多くの中国政府関係者や日中のゴム企業、研究院の総経理、董事長、秘書長、教授など約300名が参加し、中国ゴム工業界の現状と将来の予測、戦略などが発表された。この中で中国ゴム工業協会の范仁德会長が「低炭素経済の戦略についてはグリーンタイヤの産業発展を促進する必要がある。欧州連合は、タイヤのラベリングを段階的に実施しており、重視している。タイヤのラベリング法とEUの規則を参照し、国家の省エネ要件とグリーンタイヤ業界の国内の状況と規制ラインを国際的な基準で確立し、グリーンタイヤの産業発展を促進する」。
また、技術革新戦略では、中国のゴムバレーを構築する技術革新を強調。「中国のゴム産業ゴムバレーは、中国のゴム産業の発展に重要な主導的役割を果たす。青島で中国のゴム産業の基盤技術の新しいモデルを構築する」と述べた。