添加剤としては、可塑剤と同様に添加量が多いが、重要なものの一つである。プラスチック材料の最近の材料開発技術の一つである複合材用として使用される改質剤である。近年、プラスチックが金属代替用途に使用されるようになり、注目されている。主な目的は、プラスチックの剛性、機械的強度、荷重たわみ温度、寸法安定性(低線膨脹係数化など)を改良することにあるが、添加する材料の性質で導電性、磁性などの特殊な特性を付与する場合がある。補強効果は、添加する材料のアスペクト比が高いほど高いが、異方性が大きくなる。補強剤をアスぺクト比の小さなものから順に代表的なについて以下に示す。
2.代表的な補強材の形状と種類
●球状:ガラスビーズ
●中空状:ガラスバルーン、シラスバルーン
●板状:タルク、マイカ、カオリンクレー
●棒状:石膏、ウォラストナイト、チタン酸カリウムウィスカー
●繊維状:ガラス繊維、炭素繊維、芳香族ポリアミド繊維、金属繊維
3.補強材とともに使用される添加剤