【開発経緯概略】
ウレタン結合を有する高分子化合物で、主にジイソシアネートとポリオール(活性水素結合物)との重付加反応によって得られる。1930年代後半にドイツのバイヤー社が開発した。ジイソシアネート類・ポリオール類の種類と組み合わせによりフォーム・エラストマー・塗料・接着剤・弾性繊維・合成皮革などの多様な製品がつくることができる。
【性質、加工、その特徴】
① 軟質から硬質まで幅広い製品が得られる。
② 耐摩耗性が良く、耐久性に優れている。
③ 耐油性・耐薬品性に優れている。
④ 力学的性質が良い。
⑤ 断熱性に優れている。
⑥ 他樹脂および金属との密着性が良い。
⑦ 柔軟性・ゴム弾性に優れ、消音・防振性が良い。
⑧ 加水分解しやすいのが大きな問題点の一つである。酸、アルカリに比較的弱い。
⑨ 耐熱性はあまり良好ではない。
【新製品への応用と主な用途】