宇部興産は7月31日、21年3月期第1四半期決算発表会を電話会議方式で開催し、藤井正幸常務執行役員が説明した。
21年3月期第1四半期の連結売上高は1361億800万円で前年同期比 17・5%減、営業損失は6億6400万円(前年同期は73億1800万円の利益)、経常損失は12億9100万円(前年同期は77億3700万円の利益)、四半期純損益は13億3100万円(前年同期は45億4100万円の利益)となった。
セグメントのうち、化学は525億円で同29・4%減、営業損失は27億円(前年同期は46億円の利益)となった。化学は多くの製品で売上高を落としており、特に合成ゴムやナイロン・ラクタムは新型コロナウイルス影響や中国市場の影響などを受けた。この結果、同社の3カンパニー(化学、建設資材、機械)の中で「化学が最も大きな減益幅となった」(藤井氏)と述べた。
このうち、合成ゴム事業は