ＮＯＫの21年３月期第１四半期連結決算は、売上高が１１３１億２９００万円で前年同期比18・１％減、営業利益は87億４４００万円の損失（前年同期は39億４５００万円の損失） 、経常利益は82億３９００万円の損失（前年同期は31億４９００万円の損失）、四半期純利益は78億６０００万円の損失（前年同期は36億４３００万円の損失）となった。
セグメント別では、シール事業は売上高が５２１億９６００万円で前年同期比35・９％減、営業損失は35億６９００万円（前年同期は60億１９００万円の営業利益）となった。自動車向けは、国内外の需要が落ちたことにより、販売が減少した。また一般産業機械向けは、建設機械、工作機、ロボット向け等の需要が落ちたことにより、販売が減少した。
電子部品事業は、売上高が５５６億５０００万円で同12％増、営業損失は49億６０００万円（前年同期は１０１億９００万円の営業損失）。自動車生産台数の減少に伴い、自動車向けの販売が落ち込んだが、特定の高機能スマートフォン向けの販売が増加した。
ロール事業は、売上高は35億３９００万円で同26・１％減、営業損失は４億３２００万円の損失（前年同期は８千万円の営業損失）となった。
特殊潤滑剤等のその他事業は、売上高は17億４２００万円（前年同期比25・９％の減収）、営業利益は２億１００万円（前年同期比０・３％の減益）となった。
21年３月期通期の連結業績予想は、売上高は４８８０億円で前期比22・１％減、営業利益は２２８億円、経常利益は２３８億円、当期純利益は２４４億円を見込んでいる。
