日本ゴム工業会のまとめによると、2020年1~3月の合成ゴムの出荷実績は、国内向け、輸出向けとも前年実績を下回り、合計30万4596tで前年同期比10・8%減となった。
1~3月の出荷量を用途別に見ると、ゴム工業向けが14万3370tで同11・0%減、紙加工用やプラスチック用などのその他向けが4万5089tで同7・8%減となり、国内向け出荷の合計は18万8459tで同10・3%減となった。
このうち、ゴム工業向けは、全ての用途が前年を下回った。内訳は、主力の自動車タイヤが9万4354tで同13・5%減、自動車用ゴム部品を中心とする工業用品は2万6167tで同4・9%減、防舷材・手袋・医療用品が対象のその他は1万9016tで同6・3%減、履物は3833tで同9・2%減となった。
また、輸出向け出荷は11万6137tで同11・7%減だった。
一方、1~3月の出荷量を品種別に見ると、NBRソリッドが前年実績を上回ったものの、それ以外の品種はマイナスとなっている。品種別の内訳は、SBRソリッドが11万3917tで同15・1%減、BRソリッドは6万9590tで同13・1%減、IRは
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