ニッタの2021年3月期第1四半期連結決算は、売上高が189億6200万円で前年同期比9・6%減、営業利益は6億5500万円で同32・4%減、経常利益は11億7700万円で同47・2%減、四半期純利益は9億6600万円で同47・1%減となった。
セグメント別では、ベルト・ゴム製品事業の売上高は63億1100万円で同5・1%減、セグメント利益は4億4800万円で同12・3%減となった。ベルト製品は、国内では、搬送用途や物流業界向けが堅調に推移したが、工作機械向けが低調だった。海外では、物流業界向け、郵便機械向けが好調に推移した。
ホース・チューブ製品事業では、売上高は60億7900万円で同20・8%減、セグメント利益は4900万円で同86・8%減となった。ホース・チューブ製品は、国内外で半導体製造装置向けは堅調に推移したが、自動車向けや建設機械向けの需要が低調に推移した。
化工品事業の売上高は29億3500万円で同7・5%減、セグメント利益は4300万円の営業損失となった。
化工品事業製品は、国内では、鉄道車両向けなどの高機能製品が堅調に推移したが、防水資材、建設資材が低調。海外では、高機能製品の需要が低調に推移した。
その他産業用製品事業の売上高は26億5500万円で同3・1%増、セグメント利益は8100万円で同192・7%増。空調製品は、建築リピート物件が堅調だったものの、新規建築物件は低調だった。感温性粘着テープは、電子部品製造向けが堅調だった。
21年3月期通期の連結業績予想は、売上高が760億円で前期比9・4%減、営業利益が20億円で同43・3%減、経常利益が37億円で同51・0%減、親会社株主に帰属する純利益が31億円で同49・6%減を見込んでいる。