自動車用ホース拠点を解散 住友理工 筋肉質な経営体質へ

2020年08月08日

ゴムタイムス社

 住友理工は8月6日、自動車用ホース製造・販売連結子会社、S Riko Automotive Hose Argentina S.A.(SRK―HA、本社アルゼンチンブエノスアイレス)について解散・清算することを決定したと発表した。

 同社グループを取り巻く経営環境は、「CASE」をはじめとする自動車業界の大変革に加え、新型コロナウイルスの感染拡大により、世界経済の先行きに対する不透明感が増している。同社グループは低操業下でも利益を確保できる筋肉質な経営体質への変革に向けて、グループ・グローバルで経営資源の選択と集中を図っており、その一環として、2016年より休眠させていたSRK―HAを解散・清算することとした。米州のうち、中南米ではブラジルに自動車用ホースの製造拠点などがあり、アルゼンチンからの拠点撤退後も、同社グループは引き続き中南米市場での事業展開に注力していくとしている。

 SRK―HAは事業内容は自動車用ホースの製造・販売で、資本金は2500万アルゼンチンペソ。出資比率はS Riko Automotive Hose Holding Brasil Ltda.が99・9%ほか。設立は2011年6月。

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