丸尾カルシウムの2021年3月期第1四半期連結決算は、売上高が24億7400万円で前年同期比17・4%減、営業損益は2800万円の損失、経常利益は2100万円で同84・5%減、四半期純損失は100万円となった。
新型コロナウイルスの影響で国外、国内での人の移動が制限され通常の販売活動ができず、また消費税増税後の新築着工件数の減少及び自動車販売台数の低迷が新型コロナウイルス感染拡大によりさらに悪化し、建築資材向け・自動車向けが大幅に減少した。また、中国の販売子会社の第1四半期連結累計期間が中国国内でロックダウンが行われた期間と一部重なり、売上高が前年同期比64・5%減少となった。
損益面については、売上の減少が大きく影響し、また、前期行った設備投資に伴う減価償却費の増加と設備維持費用の負担増などが響いた。
通期の連結業績予想は、売上高は108億円で前期比9・0%減、営業利益は8000万円で同30・1%減、経常利益は1億8000万円で同35・6%減、当期純利益が1億円で同14・7%減を見込んでいる。