ATG・MB事業が貢献 横浜ゴムが決算説明会

2020年08月19日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは8月9日、東京・新橋の本社でオンライン決算説明会を開催し、山石昌孝代表取締役、村田健一経理部長らが20年12月期第2四半期連結決算を説明した。
 売上収益は2471億円で前年同期比20・6%減、事業利益は23億円で同86・8%減、営業利益は29億円で同88・3%減、四半期利益は13億円で同92・5%減となった。

 山石社長は「上期はこれまで取り組んできた各事業の強化策の効果が発揮され、主力のタイヤ事業に落ち込みがあったものの、ATG・MB事業が利益貢献しコロナ禍でも黒字を確保することができた」と総括した。

 事業利益は、前年同期比で150億円の減益。タイヤ事業は95億円の減益となり、増減要因としては、原料価格が46億円、価格/MIXが20億円、固定費が23億円の増益要因となったものの、為替差が6億円、販売量が91億円、製造原価が75億円の減益要因となった。販売量は、ボリューム減でマイナス119億円、物流費など変動費の減でプラス15億円となった。製造原価では、政府の要請や在庫調整のための操業停止による生産量の減少により、マイナス75億円となっている。

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