相模ゴム工業の21年3月期第1四半期決算は、売上高は13億1400万円で前年同期比21・2%減、営業利益は2億5500万円で同11・0%減、経常損失は3900万円(前年同期は経常利益3億4000万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1億1300万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益2億4300万円)となった。
ヘルスケア事業は、コロナ禍でマレーシア全土が封鎖され、マレーシア工場の生産及び出荷停止並びに港湾等の物流の停滞により、輸出売上高が前年同期を大幅に下回り、費用の低減はあったものの売上・利益ともに前年同期を下回った。この結果、売上高は9億5900万円で前年同期比23・2%減、営業利益は3億4000万円で同13・3%減となった。
プラスチック製品事業は、原油価格が低水準で推移し、食料品向け包装フィルムが堅調であったものの、アパレル向け衣料カバー等が低迷したため、売上高は3億200万円で同12・6%減、営業利益は1300万円で同22・0%減となった。
入浴・介護サービス及びその他の事業は、売上高は5200万円で同27・8%減、営業損失は1800万円(前年同期は営業損失2500万円)となった。
通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症の影響により、現時点では合理的な算定が困難であることから未定としている。