フコクの21年3月期第1四半期連結決算は、売上高が158億8400万円で前年同期比16・9%減、営業利益は3700万円で同92・3%減、経常利益は1億1300万円で同73・0%減、四半期純損失は2300万円(前年同期は純利益3億9700万円)となった。
セグメント別に見ると、機能品事業はタイのワイパー事業など、コロナ禍の影響が遅い地域もあったが、売上高は64億800万円で同20・4%減、セグメント利益は3億900万円で同26・9%減となった。
防振事業では、中国のコロナ禍の影響が早く、全体も低調な受注となった。この結果、売上高は63億5700万円で同17・6%減、セグメント利益は、減収に加え先行の増産投資の負担等もあり、3億8000万円で同45・7%減となった。
金属加工事業は、主に国内トラック及び小型建機関連の受注が減少した。これにより、売上高は16億3600万円で同9・2%減、セグメント損失は1億1100万円(前年同期は800万円の利益)。
ホース事業は国内外とも主に商用車向けの受注が堅調に推移した。この結果、売上高は10億1000万円で同5・2%増、セグメント利益は2700万円で同237・2%増となった。
産業機器事業については、国内を中心に受注が伸び悩み、売上高は5億9700万円で同20・4%減、セグメント利益は5200万円で同31・0%減。
21年3月期通期業績については、売上高が570億円で前期比23・8%減、 営業利益が11億円の赤字、経常利益が8億円の赤字、当期純利益が9億円の赤字を見込んでいる。
2020年09月01日