日本ゴム産業労働組合連合(石塚宏幸中央執行委員長)は9月3日、岡山県岡山市の「ホテルメルパルク岡山」で第16期2020年定期大会をオンラインで開催した(第16期運動方針は次号で掲載予定)。
開会のあいさつをした杉浦栄治中央執行副委員長は、今回初めて実施されることになったオンラインでの開催について「皆様の顔を見ながら開催する事ができなくて、戸惑いとやりにくさを感じており、非常に残念だ」と話し、新型コロナウイルスへの対応については「私たち労働組合は変えなければいけない事と守らなければいけない事をしっかりと意識して、変化に対応する活動をしていく必要がある」と説明した。
続いて、あいさつした石塚中央執行委員長は、ゴム連合が取り巻く環境とゴム連合の活動の2点について現状や課題を報告した。
1つ目の取り巻く環境については「新型コロナウイルスの感染拡大により、労働組合の活動も従来通りに行うことができなくなっており、今回の開催もオンラインでの開催になった。労働組合の活動も3密を避けた運営の見直しや情報通信技術の活用は必須となる一方、フェイスツーフェイスでの対応も依然として必要になる。今後は活動のツールや運営方法は変化しても、理念や基本方針、想いは変わらないということを共有しておきたい」と話した。
2つ目のゴム連合の活動に関しては「新型コロナの感染拡大がゴム連合の活動にも大きな影響を与えている。ゴム連合では感染防止のために3月末から在宅勤務を採用しているだけでなく、4月以降に予定されていたイベントも対面での活動は中止並びに延期とした。ただ、本部会議などはWEBでの開催で対応することにしている。皆様には何かと物足りない1年になってしまったと思いますが、安全第一を考えた結果の対応であると、ご理解をお願いします」と話した。
また、2期連続で重篤な災害が発生したことを振り返り、「巻き込まれ事故を起こした機械と同じ機械が別の場所にも配置してあり、この機械は安全対策がされていました。では、なぜ同じ工場で安全対策がされている機械とされていない機械があるのか?日頃の安全点検は実施されていたのか?職場の声は上がってきて