ハイタク用タイヤをリコール 住友ゴムのトライデントTX

2020年09月10日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は9月9日、同社が製造・販売した乗用車用(ハイヤー・タクシー専用)タイヤ、ダンロップ「トライデントTX―02」の内、2015年10月4日~2020年8月26日の間に生産された1サイズについて、トレッドゴムの一部で剥離が発生していることが判明したため、国土交通省へリコール届出の上、上記一部の仕上り不良タイヤを含む対象ロット767本を無償交換すると発表した。

 対象タイヤは「トライデントTX―02」。タイヤサイズは6・40R14 6PRで、製造番号は4015、0716、0317、2717、4517、5117、1218、2218、3818、4418、0619、3719。対象本数は767本。パターン名、タイヤサイズ、製造番号はタイヤサイドウォール部に刻印されている。

 今年7~8月に、対象タイヤのタイヤ表面のトレッドゴムの一部で剥離が発生する事例が報告されたため、同社で原因分析をしたところ、トレッドゴムの強度が不足しているために製造工程でトレッド内部に亀裂が生じるものがあり、そのまま使用を続けると亀裂が進行し、トレッド部の一部が剥離するおそれがあることが判明した。

 無償交換の告知は、同社ホームページと顧客への電話連絡で行う。交換の開始日は2020年9月9日。同社が対象タイヤを販売した顧客に対し直接電話連絡し、直接訪問して点検した上、対象タイヤについて代替え品との無償交換を実施する。

 同社では、製造工程管理及び製品検査のより一層の徹底により、品質管理の強化につとめるとしている。

 

タイヤ全体画像

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