ダウ・ケミカル日本は9月10日、同社と、テラサイクルジャパン(以下「テラサイクル」)が、循環型社会の実現に向けて、地域と連動した清掃活動と環境教育、さらに回収した廃プラスチックをリサイクルするプログラムを、9月より1年間実施すると発表した。
同プログラムは、ダウがグローバル規模で海洋プラスチック汚染問題に取り組む活動である#PullingOurWeight(自らの責任を果たすの意)の一環として、これまでパートナーシップを組んできた国際環境NGOバードライフ・インターナショナル東京(以下バードライフ)に加え、廃棄物問題に取り組む環境ソーシャルベンチャーであるテラサイクルと連携し、バードライフと社会連携活動を実施するJリーグ鳥の会参加クラブの協力を得て活動するもの。
今回の一連のプログラムで回収されたプラスチックごみは、テラサイクルが収集した後、ごみ袋などにリサイクルされ、今後の継続した地域の清掃活動に活用される予定。
同プログラムでは、地域コミュニティと連携した清掃活動を複数回実施する。ごみを拾うだけではなく、海洋プラスチック問題をはじめとする環境問題、さらには、集められたごみがリサイクルされるまでの仕組みを学び、循環型社会の実現に向けた環境教育プログラムを地域の子供たちに提供していく。
第1回目は、9月17日に「Jリーグ鳥の会」ギラン会鳥の率いるギラヴァンツ北九州、北九州市立曽根東小学校の児童、地域住民と連携し、曽根干潟のクリーン作戦を実施する。第2回目は、10月から12月にかけて、千葉県習志野市谷津南小学校において環境教育の特別授業の一環として実施する予定。
なお、2020年10月~2021年5月までの期間、テラサイクルは、Jリーグ鳥の会参加9クラブの地域の清掃活動とも連携し、同会が環境活動で集めたごみのうち、リサイクル可能なプラスチックごみを収集しリサイクルする。