ブリヂストンは9月15日、「ブリヂストンイノベーションギャラリー」(東京都小平市)の一般公開を2020年11月末より開始すると発表した。開館日、開館時間、入館・予約方法などの詳細については、新型コロナウイルス感染症の影響に鑑み、11月上旬を目途に改めて発表する。
「ブリヂストンイノベーションギャラリー」は「ブリヂストンイノベーションパーク」の最初の施設としてオープン予定。2001年にゴムとタイヤの企業博物館として開館し、2019年12月の閉館まで延べ25万人が来館した「ブリヂストンTODAY」をリニューアルするもので、同社の歩みやDNA、事業活動、さらに未来に向けた活動を紹介し、同社と、顧客、ステークホルダー、そして社会とをつなぐ、新たな「共感」の場と位置づけている。
展示エリアは、同社の歴史を通じてDNAを感じて、新たなチャプターへ向かう同社の挑戦の歩みを紹介する「WHO WE ARE」、同社がモビリティ社会を支え、社会に、顧客に提供している新たな価値を紹介する「WHAT WE OFFER」、創造と共創をテーマに、同社の進める共創・イノベーションを体験する「HOW WE CREATE」、新たなチャプターへ向けての同社活動を、リアルとデジタルで体感・共感することができる「WHERE WE GO」の4つのエリアに分かれている。
同社の技術開発拠点である小平地区を再構築して開設する「ブリヂストンイノベーションパーク」は、社会・顧客・パートナーに共感してもらうことから始め、共議・共研・共創へと関係を深めて、技術・ビジネスモデル・デザインのイノベーションを加速、新たな社会価値と顧客価値を生み出していくための複合エリア。これまで、同社の高い技術力がタイヤ・ゴム事業の断トツ商品を支えてきたように、今後「ブリヂストンイノベーションパーク」で創造される技術イノベーションが、ビジョン実現に向けた同社のこれからの事業の進化を支える。
同社は、中長期事業戦略において、「2050年サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」というビジョンを掲げている。そのビジョン実現に向け、タイヤ・ゴム事業をコア事業としてさらに強化しながら、その強みを活かし成長事業であるソリューション事業を進化させていく。